驚き!おもしろツバメ豆知識

渡り鳥として

ツバメは日本にいる多くの野鳥の中で「渡り鳥」に属します。ツバメと近い分類のスズメが一年を通して日本国内で生活するのに対して、ツバメは暖かい地方に渡って冬を越します。一体なぜなのでしょう?


 日本には様々な種類の鳥たちが生活しています。これらを大きく分類すると、冬を日本国内で越冬するグループと、暖かい地方へ渡って行くグループに分けられます。ツバメは渡り鳥のグループで、毎年9月中旬から10月下旬の頃、南の暖かい地方へ旅立ちます。今日の学術調査で近いところでは台湾、もう少し先まで行くとそこから南に向かってオーストラりア北部、南西に向かってマレー半島まで達することが確認されています。

 なぜ渡り鳥が暖かい地方を目指すのかは、いまだ決定的な答えはわかっていません。一般にツバメのように昆虫やその幼虫など生きた餌を主食とする鳥は、冬に餌をとることができなくなるため餌の豊富な暖かい場所へ移動すると考えられています。この他氷河期の頃身に付けた習性など様々な要因がまじりあって現在の渡りの習性に落ち着いたとも言われています。
 
 渡り鳥は何を目印に目的地へ飛んで行くのでしょう?時期や行動は元々備わった本能のようですが、その中に正確な方向までは備わっていません。ツバメは昼間に渡りをします。ですから自分と太陽の位置によって到着方向を決めて飛んで行きます。渡り鳥の中には夜、行動を起こす種類もあり、これらは特定の星の位置によって到着方向を決めているようです。

 ツバメは近い大きさの鳥達の中でも優れた飛行能力を持っています。餌を捕獲するときや、カラスやオナガ鳥などの天敵の追跡を振り切るときには時速200キロメートル近いスピードで飛行します。国内で普通に生活するときは平均時速47キロメートル、渡りのときはそれよりやや早い時速55〜60キロメートルくらいで飛行します。一日に飛ぶ距離は300キロメートル以上が可能で小型の鳥の中でも群を抜いた身体能力を持っています。

 渡り鳥で有名な種類に雁がいます。彼らがV字型に寄りそって飛んでいる姿を皆さんも見たことがあるでしょう。ツバメはというと?彼らは集団では渡りをしません。各個体がそれぞれ自分の判断で単独に南の地方を目指します。大型の鳥と違って各個体の身体能力にばらつきがあることや、天敵に見つかりにくいようにするため単独で行動するなど様々な理由が挙げられます。いずれにしてもツバメはたった一匹で私達が旅客機などではないと移動できない距離を飛ぶことができるのです。

 オスとメスでは渡りの次期に若干誤差があり、オスはメスより数日早く目的地に出発します。日本で寒い頃彼らは暖かい地方で産卵と子育てをし、春先の2月中旬〜3月上旬に九州地方に戻ってきます。関東地方には3月下旬〜4月上旬、更に東北地方を経て北海道まで達するものも沢山確認されています。



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