驚き!おもしろツバメ豆知識

能力

小さな体にびっくりするほどの能力を備えたツバメ。個性的な彼らの生活や行動に注目してもっと詳しくツバメの能力を観察してみよう。今まで知らなかった発見があるかも!?


 ツバメはとても小さな鳥です。そして非常に速いスピードで飛ぶこともできます。まずはデータを見てみましょう。全長はクチバシの先から尾羽の先端まで約17cm。同じスズメ目に属するスズメが14〜15cmでツバメのほうがやや大きいと言われていますが、尾羽根が長いので胴体の大きさはほぼ同じと言えるでしょう。体重はツバメが17gで、スズメ平均25gに対して70%ほどにとどまっています。これは渡り鳥としての習性を維持するため、飛行することを重点に進化したためです。

 餌も高タンパク質の昆虫や幼虫を主食として、瞬発飛行を可能にする他、脂肪を貯め込みにくくすることによって軽量な体を維持しています。もちろんスズメは日本国内で越冬するため、エネルギー蓄積率の良い穀類を主食にすることによって、脂肪を体にためこみ、餌の獲得量が少なくなる真冬でも生きてゆけるよう進化したもので、これもまた優れた能力だと言えます。


【ツバメ データ】

全長 : 17cm
体重 : 17g
生活飛行速度 : 平均47km/h
最高飛行速度 : 200km/h
餌 : 昆虫全般(またその幼虫)
習性 : 渡り鳥
寿命 : 平均1年半
  私達が普段の生活のなかでも見る事の出来るツバメの特徴で印象的なのは飛翔の姿でしょう。ツバメが生活するときの飛行速度は約47km/h、これは生活圏を同じくする大きさの近い鳥達とあまり変わらない速度ですが、天敵の追跡から逃れる時や空中で餌を捕獲するときは200km/hに達することがあります。ツバメに近いサイズでこれほどの速度で飛行できる鳥はほかには存在しません。

 速度の能力の高さを生かしてツバメは様々な行動をします。まずは空中で獲物を捉えます。羽根のある昆虫は視界の効く昼間、空中を飛んでいることの方が多いのでこれらをそのまま捕まえる方がより多くの餌を確保できることになります。早いスピードで飛ぶ能力の他に、急激に速度を落としたり小さく旋回することができるツバメはこの捕獲方法を得意とします。軽い体と長い翼・尾羽根はこのような運動をする大きな働きをしています。

 ツバメはスズメと比べると足はやや弱いようです。止まる場所も電線や自分の作った巣など、ごく限られた場所にしか止まりません。餌をヒナに与える時なども、巣につかまることなくホバーリング(小さく小刻みに羽をはばたかせて、空中で静止状態を保つこと)のみでこれを行い、また餌採りへ向かう様子なども見かけることができます。同じようにして水を飲んだり水浴びしたりするし、渡りのときは飛びながら餌をとって食べて、眠ることもできます。

 巣が天敵のカラス・ネコ・ヘビに襲われた場合、手だてを持たない種類の鳥は巣のヒナをあきらめなければならないことが多いのですが、ツバメは上空から高速で天敵に接近し、クチバシで攻撃した後全力で離脱するという行動をします。もちろん、ツバメにとっても自分の体の何十倍もある天敵に挑むのですから命がけですが、つばめに備わった高い飛行能力が成せる技です。

 親鳥のツバメは2週間ほど巣立ったヒナに、餌の取り方を教えたり、餌を与え続けたりします。このとき別の親の雛でも面倒を見ることがあります。巣立ちが遅れたヒナの飛翔を促し、自分の子供と一緒に育てることは頻繁に行われているようです。





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